聖杯の行方…テンプル騎士団が守り続けた聖杯
【聖杯】はキリストの聖遺物のひとつ。
中世、「アーサー王伝説」にて、アーサー王と騎士たちが必死に探し求めたことで有名になった。
この「聖杯」は、
【最後の晩餐】の時に食器として使われ、キリストが磔(はりつけ)にされた時にはキリストの血を受けたとされたものだ。
そのキリストの血を受けたのは、
ユダヤ人のマリアタヤの「ヨセフ」と言われている。
このヨセフは、使徒ではなかったものの、キリストの遺体を引き取り埋葬した人物で、
その後、聖杯と聖槍を持って各地を転々とし、
イギリスにたどり着いて「グラストンベリ修道院」を建てたとされている。
「聖杯」はヨセフにより「エルサレム」から「イギリス」にもたらされたと言われている。
「アーサー王伝説」では、
アーサー王と円卓の騎士が聖杯を探す旅に出て、苦難の末に聖杯を見つけ出し、選ばれたひとりの騎士が聖杯と共に天へと昇っていったとされている。
もし、この伝説が本当ならば、
聖杯は天に返っていったとすると、聖杯はすでにもうこの世には存在しないでしょう。
聖杯は存在しているという情報もあります。
経緯は不明だが、聖杯はもともとのエルサレム神殿に置かれていたそうです。
エルサレム神殿の神官たちが聖杯をはじめとする数多くの財宝をエルサレムから持ち出し、ヨーロッパと移動させた。
その後わこれらの財宝は、彼らの家宝として代々受け継がれていく。
11世紀末頃になると、彼らの末裔たちはユダヤ教徒を名乗ることもなくなり、表面上はキリスト教に改宗したように見せかけていたようです。
ですが、ユダヤ人としての誇りをなくすことはなく、自らを「レックス・デウス(ラテン語で「神の王たち」)」と呼んだそうです。
やがて、レックス・デウスの一族は、
「テンプル騎士団」を創設。
聖杯をはじめとした財宝を密かに守り続けたという。
そして、その後も200年近く聖杯を守っていたが…
1307年10月13日の金曜日にテンプル騎士団は異端とされ、壊滅させられてしまったのである。
しかし、
聖杯はテンプル騎士団に属していた「セント=クレアの礼拝堂」に移されたとされている。
この伝説はどこまでが本当なのかは明かされていない。
未だに聖杯は行方不明です。
これだけ情報がなく秘密と守られているならば、
誰の目にも触れない場所に隠されているかもしれない…。
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