カフェイン摂取により身体に起きる作用と副作用
皆さんは普段からコーヒーやカフェイン入のジュース、お茶等は飲んでらっしゃるでしょうか?
そんな方に今回は「カフェイン」が起こす作用と副作用について。
まず過去に、
毎朝、眠気覚ましにエナジードリンクを飲んでた一般男性がカフェインが原因で死んでしまったという事件もありました。
カフェインの摂取量として、
世界保健機関(WHO)では「コーヒーで3~4杯」を目安と言われています。
それでは、カフェインが体内に及ぼす影響・効果を見ていきましょう。
〜カフェインの作用〜
主に「覚醒作用」と「鎮痛作用」などがあります。
カフェインは、睡眠物質であるアデノシンやメラトニンに作用することで、覚醒作用を生みます。
眠気が覚める効果をもたらすほか、ドーパミンを刺激して集中力を向上させる効果もあるようです。
また、脳血管の収縮作用がおこり、頭痛などを抑える効果を発揮するとも言われています。
〜カフェインの副作用〜
カフェインを摂取することによる副作用としては、「不眠」「利尿」「高血圧」などがあげられます。
カフェインは睡眠物質に作用することによる覚醒効果を生むため、摂取する時間帯によっては不眠症を引き起こす可能性もあります。
カフェインの覚醒作用の持続時間はおよそ12時間程度と言われています。
朝や昼に摂取する分には影響は少ないと言えますが、夜間に摂取すると眠れなくなるので摂取しない方が良いでしょう。
そして、カフェインの過剰摂取は「不眠症」などの原因にもなるので気をつけましょう。
あと、カフェインにら「利尿作用」もあげられます。
これは血管の収縮作用により腎臓の血管にも圧が高まることで水分を体外に排出する効果が高まるためのようです。
同時に、交感神経への刺激により高血圧症状も引き起こすため、
普段から血圧が高い方は摂取量を控えた方が良いと言えましょう。
そして、一番怖いとすると、
「カフェイン中毒」
適正量を超えたいわゆる過剰摂取による中毒症状が最も恐ろしいと言われています。
精神症状としては、
「緊張感」
「感覚過敏」
「不安」
「焦燥感」
「気分高揚」
「不眠症」
「精神錯乱」
「妄想」
「幻覚」
「幻聴」
「パニック発作」
消化器症状は
「胃痛」
「胸痛」
「吐気」
「嘔吐」
主な循環器症状
「心拍数の増加(時に不整脈)」
「心筋収縮の促進」
「心室細動」
「血流増大」
「動悸」
「呼吸が速くなる」
「頻尿」
などの、様々な中毒症状が報告されています。
この事から、普段からのカフェインの摂取量は気をつけた方が良いと言えるでしょう。
最後に一般的な飲料に含まれるカフェインの含有量を記載しておきます。
玉露 1杯(150ml) 180mg
ドリップコーヒー 1杯(150ml) 90mg
インスタントコーヒー 1杯(150ml)
85mg
ココア 1杯(150ml) 50mg
紅茶 1杯(150ml) 45mg
緑茶 1杯(150ml) 30mg
ウーロン茶 1杯(150ml) 30mg
ほうじ茶 1杯(150ml) 30mg
玄米茶 1杯(150ml) 15mg
コーラ 1杯(150ml) 15mg
本日も記事を読んで頂き、ありがとうございます。